◎青汁に含まれるビタミンが筋肉に関係している!
肉や魚、卵、大豆など筋肉のもとになるタンパク質を含んだ食材はいろいろ存在するのですが、タンパク質を多量摂取したからといってそれがそのまま筋肉質の体になるわけではありません。
筋肉を体の中で効率よく作るにはビタミン類が欠かせないということをご存知ですか?
筋肉をつけたい人には青汁がおすすめというのは、青汁に含まれるビタミン類が筋肉を作る過程で重要な栄養素だからということなのです。
◎筋肉はどうやって作られる?
ビタミンCとビタミンB群に注目したい
まず筋肉ができる過程についてですが、まず、関係するのがビタミンC。
ビタミンCは体内でアミノ酸を合成したり、筋肉や骨などのタンパク質から作られる組織を繋ぎ留めたり構成に関わる「コラーゲン」の生成に非常に重要な栄養素です。ビタミンCが不足すると、コラーゲンが十分に生成されず、組織がうまく作れなくなります。そうすると筋力が失われるだけでなく、関節が弱くなったり、肌の弾力やハリが失われてしまったりするのです。
ビタミンCの1日の目標摂取量は、成人100mg~300mg程度が望ましいといわれています。健康を維持するためには800mg~。
水溶性ビタミンのため、100mgで80~90%の吸収率となっています。過剰摂取は吸収率を下げてしまうため、毎日摂取できるように心がけたほうがいいですね。
次にビタミンB群についてです。
青汁に含まれる主なビタミンB群として、ここではビタミンB1、B2とB6について少しお話しいたします。まずビタミンB1は、炭水化物をエネルギーに変換し、疲労物質である乳酸を分解する働きを持っています。運動後の疲労回復を促進させる重要な働きをしています。
次にビタミンB6についてです。これは、筋肉のもとになる「アミノ酸」を作る働きがあります。アミノ酸は筋肉の他にも皮膚や粘膜など人体を形成するあらゆる組織を作る大変重要な役割があります。このビタミンB6が不足してしまうと人体の健康を大きく損ねてしまいます。最後にビタミンB2 はビタミンB6の働きを助ける役割をしています。ビタミンB2 不足もビタミンB6同じく健康を損ねてしまいます。
◎筋肉を効率よくつけるにはどれぐらいのビタミンが必要?ビタミンCやB群が多い青汁
ビタミンCの摂取量は先ほども申し上げましたが、成人男女で大体100~300mg、ビタミンB群ではビタミンB1で推奨摂取量は、男性 1.4mg/日、女性 1.1mg/日、B2で男性 1.6mg/日、女性 1.2mg/日、B6 では男性 1.4mg/日、女性 1.1mg/日となっています。
ちなみに比較的ビタミン類の多い青汁をご紹介しますと、ビタミンC が比較的多い青汁は50~120mgとなっており、ケールや大麦若葉やクマザサを主原料にした青汁が多いようです。
ビタミンB1が比較的多い青汁は大麦若葉が原材料として含まれているもの、ビタミンB6に関しても大麦若葉が含まれる青汁が有効です。商品によっても異なりますがビタミンB1 で0.01~0.04mg、B6では0.009mg~0.04mgとなっています。
商品として販売されている青汁の中には大麦若葉やケール、明日葉など複数の原材料をバランスよく組み合わせて作られたものも多く一概には言えませんが、ビタミン類に関しては少しずつ含有量が異なっているようです。
青汁を飲むと筋肉に効果的な理由、ご理解いただけましたでしょうか?ビタミンC、ビタミンB群は、普段の食事からもまんべんなく補うことができます。ビタミンCの多い食品、ビタミンB群の多い食品をご自身で一度調べてみましょう。そして普段の食事に足りないものがあれば少しずつ補っていけるといいですね。