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青汁は赤ちゃんに与えないで

青汁にはたくさんの野菜が使用されています。
その野菜を作るとき、成長を促進するために肥料を使用します。
有機肥料、化学肥料のどちらにも窒素がたくさん含まれています。
肥料成分に含まれている窒素のことを硝酸性窒素といいます。
硝酸性窒素は野菜に取り込まれます。
植物は葉に硝酸を貯める性質があり葉物の野菜には硝酸性窒素が多く含まれています。
そしてそれらの野菜を食べることで身体の中で硝酸性窒素は硝酸塩や亜硝酸に変化します。

この硝酸性窒素が乳児のブルーベイビー症候群に大きく関わっています。
ブルーベイビー症候群のほとんどが乳児のメトヘモグロビン血症といわれており、血液中のヘモグロビンが体内で亜硝酸と結合することで酸化してしまいメトヘモグロビンになることで起こる症状を指します。
ヘモグロビンには血液中で酸素を運ぶ役割があるのでメトヘモグロビンに変化してしまうと酸素を運べなくなり身体が酸欠状態になります。
チアノーゼを引き起こし最悪の場合死に至ります。

硝酸性窒素に対する耐性は体重に比例します。
ですから健康な大人であれば大量摂取しない限り、不必要な硝酸塩や亜硝酸は尿として体外に排泄されます。
しかし乳児はまだ身体が未発達なので排泄されずに体内に残留してしまいます。
また乳児は胃酸が少なく硝酸性窒素が亜硝酸に変化しやすいこともあり、メトヘモグロビン血症を引き起こしやすいのです。

現在の日本には飲み水には硝酸性窒素の基準がありますが野菜には基準がありません。
乳児に青汁を与えないようにしましょう。

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